超人間プラスX


私がとても記憶に残っている本、小説は2冊。 1冊、というか時代順にみた2冊目は、 眉村卓の「重力地獄」(角川文庫)です。 小学校6年の時に、姉が中学校の図書館で借りてきたものでした。 自分も(同じ)中学に入り、いきさつは覚えていないけど、その図書館で 眉村卓の文庫本を色々読んだ記憶があります。その頃からはまってしまい、 文庫本に限定し、絶版のものは古本屋を探しまわったりして、 子供なりに収集していました。もちろん、大人になってからも、 文庫本で出版されれば買っています。…、いました、現在は 新しく出版されてませんね(多分)。

さて、本題。では1冊目は何か。 「超人間プラスX」という子供向けの小説です。 以前、(大人になってから、最近)調べた情報によると、 作者は小隅黎(KOZUMI, Rei)、本名は柴野拓美(SHIBANO, Takumi)、 金の星社からの出版で、少年少女21世紀のSF、 という全10巻シリーズの第4巻です。小学校の2、3年生の頃だったんだろうか、 確かなのは5年生以前、ということ。移動図書館といって、マイクロバスくらいの 車にたくさん本を詰め込んで、2週間に1回ぐらい、近くの公園横に やってくる、市立図書館のサービスでした。 たまたま借りたこの本がとても面白かったんです。 きっとこれが、私と SF との最初の出会いだったんでしょうかねぇ…。 シリーズの 10 冊を、せっせと借りて読みました。車の中に見当たらなかった 本は、「予約」してまで借りたような記憶もあります。

また、読みたいなぁ。というより、欲しい。 図書館でも探しまわれば、読むことは出来るかもしれないけど、 まさか、貰ってしまうわけにもいかないし・・・!? でも、初版は私の生まれる前。何度か再版されてるらしいけど、 当然、今は絶版、入手不可能。もし、どなたか所有している方が いましたら、是非とも譲って頂きたいです。 でも、持ってる人は多分、手放さないだろうなぁ。 復刊ドットコム、でリクエストがあがっています。 昨年見たときは数票だったけど、数十まで増えてきてます。 良かったら投票してやってくださいませ。

せっかくなんで、私に残っている「本」をいくつか。 現在の仕事にも関係ある、コンピュータに興味をもった、 多分、きっかけ、の本、(半分)マンガです。ゲームセンターあらし で知られる(知らない?)すがや みつる著の、こんにちはマイコン。 マンガベースで、マイコン(当時はこう呼ばれていた)での 「遊び方」を学びました。小学6年生に1巻が出て、全2巻だと思います。 現在も大切にしまってあります。

今も集めているマンガは、超人ロック。 これに出会ったのは中学1年だったかな、もしかすると小6。 その頃は、ヒットコミックス15巻…と、もう少し出ていました。 現在も新しく書かれているので、せっせと集めています。 でも、眉村卓も超人ロックも、 原点は超人間プラスXにあるのかもしれない…。 その他にも、めぞん一刻 とか、思い出に残っているマンガはあるし、 アニメ映画で言えば、幻魔大戦(これも、SF だ…)。 アニメじゃない映画も…、と言い出すと切りがないので、 やめておきましょうか・・・。


復刊ドットコム 少年少女21世紀のSF 超人間プラスX、他 全10巻