プロローグ 2013年2月頃、飛行クラブのFAA教官Kさんから、中国航空留学の話を聞く。知 り合いが仲介をやっているらしい。色々な噂を聞く中国だが、知り合いなら信 用できそうかな。3月、Kさんに詳しい話を聞かせてもらう。費用は少々かか るが、ハードルは低めらしい。結構その気になる。4月だったか、FEAにコン タクト、資料を送ってもらう。身体検査の基準、特に視力について教えてもら う。5月、Kさんに「その気」だと伝える。5月中旬、FAAのテキストで勉強開 始。といっても仕事の合間、10日間ほどとはいえ、週末は除いて実質1週間。 5月末、日程的なこと、費用的なこと、色々と納得できて、メールで仮申し込 み。6月頭には正式に申し込み、初回渡航分入金。その週末、教材到着。週明 けから、仕事の休憩時間は学科試験準備。10日間ほどで、色々と調べながら、 一通り理解すべきものは理解。中国の法規などは覚えるしかないので、覚える ものをリストアップ。英語での受験なので、英単語もリストアップ。すると案 外と覚えてしまうもの。ここまでで2週間。次の1週間、通しで全問解いてみ る。なかなか良い感じ。6月終わりの土曜日、Kさんに、どうしても分からな いもの(実は回答例が間違っているもの)を質問。7月の2週間は、帰国直後 に締め切りの仕事でやや忙しかったが、2度、全問解いてみる。頭脳労働を生 業とする身、学科に不安はない。身体検査も大丈夫なはず…。 7/14 SUN とうとうやってきました、中国へ。初のアジア圏。朝、6時には家を出てバス 停へ。なんとしたことか、平日の時刻表を見ていたようで、休日は始発が遅い。 バスに乗り遅れた場合用に調べておいた次の電車でも間に合いそうなので、一 区間歩いてバス代を浮かす。名鉄特急に乗って中部空港へ。短期間なので機内 持ち込みを予定していた荷物が、チェックインで若干の重量オーバー。PCが入っ ているので出せば軽くなると言って、おまけしてもらった。まだ1時間半ある。 さっさとセキュリティチェックを済ませ、煙草を買って、登場ゲートへ。 9時35分、予定通り離陸。食事をもらうも、飲み物は食べ始めた後。中国の ビールで乾杯。30分ほどうとうとしたらすぐに降下、上海到着です。直行便 ではあるけれど、上海経由、広州行きの人たちが集められ、入国、再びセキュ リティチェック、ほどなく搭乗。12時45分発だが、1時頃離陸。2時くら いにランチを食べて、3時に早めの到着。お迎えの人たちと合流。ATMでお金 を下ろして、タクシーでホテルへ。4時くらいかな、チェックイン。 Days Innです、アメリカ系だからか、中はまずまず綺麗。でも外は…。スリッ パもあるし、歯ブラシもパジャマもある。コンセントも色々対応。ひげ剃り用 だけど100Vも洗面所にある。30分ほど荷物の整理をしながら休憩。日本にメー ル。暇だったので5時から独りで少し散歩。暑い。蒸し暑い。向かいにショッ ピングモール(Gate 5 Mall)、イオンのスーパーマーケットもある。中に入る と涼しい。でも特に用事もないので、結局30分ほどで部屋に戻る。 夕食前に少し日記タイム。7時の集合より早めにロビーへ向かう。担当の張さ んが外から歩いてきた。通訳の楊さんを電話で呼び出してくれた。ラーメンに しようということで、再びショッピングセンターへ。ところが人気店らしく、 行列がすごい。そこで別の、中華というか、ここでは特別な中華料理というわ けではないのだろうけど、セルフで頼むところ、面点王でラーメンや餃子、と いっても日本のとは少し違うけど、を3人で食べました。なお、ビールはなし。 楊さんは、フルサービスということらしく、同じホテルで宿泊、夜中でも急用 があれば対応してくれるように待機。張さんも、明日、明後日、時間があれば 観光したいところはあるか、買い物は大丈夫か、お土産は…、といたれりつく せり。というわけで、「本来の目的」である、国際会議 I S F C 4 0 、中山 大学の南校区にある外国語学院、南門から200m北、をリクエストしておく。そ したら、場所を調べておいてくれるそうな。こんな出張だったら、英語圏でな くても楽だろうなぁ。といっても、それだけ費用をお支払いしているわけなん だけど。 イオンの隣りのお土産屋さん天級品をのぞいてから、9時前には撤収。日記の 続きを書いて、シャワーを浴びて、明日に備えて早めに寝るかな。そうそう、 中国校の名前は広州白雲通用航空有限公司、白雲通航だそうな。 www.baiyunhk.com かな?実は「出張ついで」に少しだけ趣味の用事も予定し ています。BGMはCNNチャンネル。おやすみなさい。 7/15 MON 夜中の3時頃に雨音で目が覚める。明日を心配しながら、6時半の目覚ましま で熟睡。7時半に集合し、タクシーで民航広州医院へ。すぐに到着、大雨だか らタクシーにしてくれた。何とも、感謝。8時から色々と身体検査開始。身長 体重や四肢の動きの検査では、事前調査通りにスッポンポン。手袋をしてあそ この触診や後ろの目視検査まで。ぃゃぁ、まいった。でも、危惧していた視力 検査も何とか通過した模様、日本の身体検査結果、すなわち操縦練習許可申請 書のコピー(屈折度)も提示。 耳鼻咽喉ではにおいの判別ができるか否かの検査もあった。聴力検査は日本よ りもしっかりと細かく色々な周波数の音で検査。自分で押す合図のスイッチが カチカチと耳に残り、聞き取りにくい感じ。胸部X線検査では横からも撮影。 腹部超音波検査も。左の腎臓(左腎盂)に小さな嚢腫(良性腫瘍の一種)との こと。今回の検査には支障はないが、心配なら精密検査を勧めるとのこと。うー ん・・・。 午前中はとりあえずここまで。9時半くらい。天気も小雨、5分ほど歩いてホ テルへ向かう。昨夜のレストランの隣りのファミリーマートへ行こうとすると、 ショッピングモールはまだ開店前で通り抜けできない。大回りして、中国のス ポーツドリンクと牛乳を購入。帰りはちょうど10時過ぎ、近道して、ホテル で少し休憩。ハウスキーピングがまだだった、11時半の集合後にお願いして おく。 お昼は広東料理。白雲公園駅の南側くらいのデパート(Wanda Plaza)内。往復 ともタクシー。その後、心臓の超音波検査。今度は三尖弁閉鎖不全症(軽微) との診断。これも今回は支障はないが、以下同文。むー、初めての超音波検査 で2カ所も心配事発見。最後は脳波、椅子に座って、でも隣りでぺちゃくちゃ お喋り、日本と違う。昼食中も検査中も何度か大雨が降ったけど、幸いなこと に外に出るときは収まっていて助かった。何はともあれ全て無事に終了! さて、午後は中山大学南キャンパスで I S F C 4 0 です。証拠もとい記念 (これも違うか?)写真を撮り、せっかくだから学内のそれっぽいところも写 真撮影。結構、観光に来ているような家族連れもいました。まぁ、仕事の話は 短めに・・・。 夕食は張さんの家の近く、広州民航ホテルの向かいで「東北」料理。楊さんの 地元とのこと。ハルビンビールで軽く乾杯。お腹いっぱい、ごちそうさま。バ スでホテル前まで戻り、ショッピングモールで明日の朝食と、イオンで牛乳を 購入。100元札で支払い、おつりに元の下の単位の角があったが、なんとコ インはレジになく、お札でした(涙)。コレクションが…。 さて今夜、最後の仕事。明日の予習です。途中、一服もはさみ、2時間弱。ほ ぼ完璧。ほぼ、というのは、解答例が完全でなく、自分を信じるかどうか迷う ものが数%。あとはケアレスミスもあるとして、それでも問題ない範囲だろう。 さて、シャワーも浴びたし、明日に備えて12時には寝ることにしよう。 7/16 TUE 熟睡の後、6時半に起床。軽く朝食を済ませて身支度、7時50分に集合。小 雨の中、タクシーで中国民用航空中南管理局へ。8時半過ぎに試験室、9時前 くらいに開始。前半40問くらいは問題なく順調に解答。ただし、机において あった図の冊子が異なっていたため、交換してもらう。問題と解答はPC上、ク リックミスなどを防ぐために慎重に進めていく。 後半、恐れていたことが…。解答例が信頼できなかった問題がいくつかある。 また、3択の中にどうみても正答のないものもいくつかある。1時間近くかけ てゆっくりと全て解答、その後、一通り再確認。ケアレスミスや覚え間違いが あったとしても9割いけるだろう。2時間のうち、1時間半過ぎた辺りで完了 をクリック。なんと、予想通りのほぼ9割…。満点合格でないのは悔しいが、 合格すれば問題ない!試験官(?)のお姉さんもコングラチュレーションと言っ てくれた。謝謝。あぁ、疲れた。 タクシーでホテルへ一旦戻り、昼食の後は「仕事」と、ほんの少しの観光。仕 事の話は短めにしておきましょうね。昼食は初日夜に入り損ねた「西北」料理。 その後、歩いて昨日の昼のデパートを通り過ぎ、飛翔公園駅から地下鉄。広州 で乗り換え、珠江新城駅から広東省博物館(新館)へ向かう。昼から曇り空も 青空に変わってきて、非常に暑かったよ。それに、大通りや街中、人の多いと ころは何とも言えないにおい。珠江(川)の向こうに広州タワーも見えました。 でもこれ、上まで行くと150元と滅茶苦茶高いらしい。 夕方は、ホテルに戻らずタクシーで直接ちょっと早めの夕食。イオンのあるデ パートの一角、最後は香港料理だそうです。といっても、それぞれ高級レスト ランではありません。もちろん、どれも美味しかったです。青島ビールで乾杯。 最後は、初日に寄ったお土産屋さんで買い物。2人のお勧めは卵が入っている ので断念。餅、といってもいわゆるクッキーのようなものと、ジャーキーのよ うなものを購入。ここでもコインは置いていない。 7時過ぎにはホテルに戻ったかな。楊さんは今夜は自宅へ帰るとのこと。張さ んと握手でお別れ、といっても明日もお世話になるけど。後は寝て、帰るだけ。 8時、日記を書いて、のんびりして、シャワーを浴びて、荷造りして・・・、 たっぷりと寝るかな。 7/17 WED 朝8時半まで朝寝坊しようと目覚ましをセットしておいたが、12時前に眠っ たせいか、8時に目が覚めてしまった。トイレも行きたかったし、起きるとす るか。ホテル発の10時半まで暇だ。機内食は3時くらいだろうし、独りでお 買い物。向こう側のファミリーマート。 モールのドアが開いていて、人々が入っていくので、通り抜けられるのかと近 づきながらのぞくも、ドアのところにいた人、一応警備員かな、に何か言われ る。ま、どこに用か、と聞かれたんだろうな、ジェスチャーと愛想笑いで引き 返す。北側から回り込んで、ネスカフェの缶コーヒーとサンドイッチ。レジで メントス(のようなもの)を指差しながら何か言われる。一緒にいかが、とで も言ったんだろうな、ジェスチャーと苦笑い。 30分少々で、ミッションコンプリート!朝食も済ませ、恒例の朝から日記。 あとは身支度と荷物のパッキング。持ち込み荷物が重量オーバーだと面倒なの で、PCその他の重そうなものをショルダーバッグに入れておこう。チェックイ ンかセキュリティチェック後にキャリーバッグにつめ直そう。そして、恒例の 未来日記かな。 そうそう、昨夜、のんびりしながら各所を地図で確認してみると、「仕事」と、 ほんの少しの観光を除いて、病院も試験会場もホテルから徒歩圏内。食事や買 い物も向かいのショッピングモールはもちろん、他のレストランも十分、歩け る範囲。便利な立地のホテルなのに、タクシー三昧のVIP待遇でした。今回の 渡航で、中国に対する印象がとても良くなったな。ぃゃ、タクシーが理由では なく、2人ともとても良くしてくれたよ、本当に。 10時半、ホテルのロビーで集合。タクシーで空港へ。3時間前の11時くら いに到着、チェックインに時間がかかっても、2時間は余裕があるだろう。張 さん、楊さんに別れを告げる。張さんは8月にも会えるかもしれないが、大学 院生でバイトの楊さんは、夏休みの実家帰省するらしい。お世話になりました。 再見。 1時間半前にはセキュリティチェック、1時間前にゲートへ。最後の一服を済 ませ、予定の2時にテイクオフ。4時過ぎに上海着、出国、再びセキュリティ チェック、6時のフライト。日本時間の9時には帰国、最終バスに間に合う電 車に乗れるかな…。地下鉄まわりで帰るには疲れてるだろうな、タクシーにな るかな。11時代には帰宅できるでしょう。 未来日記も大幅に変更の必要あり。取り敢えずチェックインも済ませて11時 半には暇になったので、感謝の気持ち代りに空港の喫茶店で(少々)高いコー ヒーをおごらせてもらう。結局1角コインは手に入らなかったので、5角と1 元コインを紙幣と交換してもらう。記念に2人の写真を撮らせてもらう。 12時半前に本当にお別れし、セキュリティチェック。間違って入れたままの マッチが没収。搭乗便の案内看板もなにもなかったのでそのまま出国ゲートに 並んでみるも、違うと追い返され、係の人に聞くと、「この辺」で時間まで待 つとのこと。しばらくすると、国際線ゲートと国内線ゲートの「間」に案内さ れ、待機。何もない。簡易トイレだけ。買いものも暇つぶしもできない。 1時半か2時前か、大雨雷。2時半過ぎてから通用口のようなところからバス に乗せられ、搭乗。この頃には雨も小降り。そして。結局、上海に離陸したの は4時くらい。2時間遅れだよ…。名古屋グループ御一行で移動し、再びセキュ リティチェック、間違って入れたままのライター没収。出国手続き後、搭乗口 へ向かう。3分時間をもらって一服。定刻の6時より1時間遅れで出発のアナ ウンス。よしよし、と思うとそのまま30分待たされる。 中部空港9時着予定が、10時45分。強いて良かったことというと、早めの チェックインのおかげか、「プレミアムエコノミー」とかいう、足下が(前後 に)広い席だったため、少し楽だった。入国審査後、預け荷物はないので、さっ さと電車の駅へ。11時。電車はまだある、乗り換え先も大丈夫。その先のバ スはとっくに、既に出ている時間…。電車に揺られ、最後はタクシーで帰宅。 夜中の12時半近く。あぁ、疲れた。 モノローグ 中国航空留学の費用は、ここ数年の相場はインターネットなどで調べればわか るでしょう。総額の85%は中国校への支払い分です(でした)。そう、昨年、 一昨年の為替、1元12円台だったならば…。今年に入って一気に16円付近、 おかげで、人民元分は日本円換算で9割弱を占めることに。割合が変わったと いうことではなく、日本校それ自体への支払い分は変わらず、また人民元分の 支払いも(若干の値上げは別にして)基本的に変わっていないが、為替のせい で結果的にとても高くなった。対元で4円も変わると半端じゃないよ・・・。 日本円で3割の値上げ(涙)。それでも、色々な理由から今年、決行。まず、 K教官と出会ったこと。でもこれは、もちろん、今年でなくても良い。今年、 下の子が小学生に上がったこと。昨年までは、プライベートで長期間、家を空 けたくなかった(といっても訓練で10日、合計で2週間だけど)。来年は学 会大会幹事で夏は忙しいだろうこと。再来年以降という選択肢もあるわけだが、 40代も後半に突入するなど色々と懸案事項も(?)。そんなタイミングでの 出会いは、やはりチャンスと捉えるべき、などと勝手な解釈。そんなわけで、 後半戦、本番スタートです。 8/23 FRI 中国、再び。朝6時に家を出て、バスと電車を乗り継ぎ、空港へ。7時半過ぎ には到着し、8時前にはチェックイン完了。さっさとセキュリティチェックを 済ませ、煙草を買って、一服の後、8時半過ぎに搭乗ゲート。予定通り9時く らいに搭乗、9時半くらいに離陸。現地時間の11時には上海到着。 一つ席を空けてお隣に、「歌って踊って」系のアーティストさん。食事をしな がら色々とお喋り。カリフォルニアのイベントに行くとのこと。前回同様、広 州組で集まって入国、再びセキュリティチェック。1時くらいの離陸、3時過 ぎ到着。お隣さんに連絡先を、と言われたので名刺を進呈。一緒に荷物をピッ クアップの後、お別れ。 到着ロビーでは、前回に続いて張さんと、今回の通訳の高さんがお出迎え。一 服させてもらった後、もう一人の方の運転でロングドライブ。3時半過ぎ発、 2時間くらい走ったところで男3人で一服休憩、さらに1時間くらい走り、陽 江市到着。といっても既に7時くらい。そのままレストラン、というか屋台ほ どではないけど結構、地元向けの食堂で夕食。青島ビールで乾杯! 8時半頃に陽江景湖ホテルにチェックイン。3人は別の宿のようだ。今回のホ テルは、陽江市では中堅クラスなのかもしれないが、前回のホテルに比べると 英語表記もほとんどなく、さらに誤記もある(苦笑)。無料のミネラルウォー ターもない。そしてパジャマもない…、持ってきて良かった。 日本にメールして、荷物を一通り出して、明日の用意をして、日記を書いてい るうちに、なんだかんだで10時だ。シャワー浴びて、早めに寝るかな。表の 道が比較的メインストリートなのか、うるさいなぁ…。 8/24 SAT おはよう。11時に寝て、未明に目が覚めたものの6時半まで睡眠。起きてみ ると見事な雲天。身支度しているうちに土砂降り、小康、土砂降り、小康。心 配だ。8時前に早めに外に出て、ホテルの前を散歩。8時にロビーに戻り、1 0分過ぎにお迎え。 高さん、張さんに、李老師。はじめまして、よろしく。8時半過ぎに陽江合山 飛行場に到着。天気は小康状態。さっそく朝ご飯。あんまんの様なもの。しっ かり食べておきます。途中、また雨が降って、小雨になって。ま、おかげで比 較的、涼しい。 午前中はグランドスクール。といっても、トラフィックパターンの説明と、今 後のスケジュールのような感じ。少し休憩をはさんで、実際の機体で計器等の 説明。すると、ひどい土砂降り。戻るに戻れず、時間つぶし。その後、休憩し てから昼食。まさに家庭料理という感じ。午前は何もしていないようなものな ので、お腹も減ってないよ。 午後には天気もやや回復。2時から2回フライト。の予定が、管制からの指示 とのことでしばらくまちぼうけ。3時半過ぎに機体に乗り込み、RW17でテイク オフ。レフトトラフィックで1度タッチアンドゴー。滞在ホテル、湖、海岸を 西へ飛び、北、東へと飛行場へ向かう。高さんの気分が悪くなったようで、一 旦フルストップ。 1時間強だったかな。休憩をはさむのかと思ったら、すぐにテイクオフ。今度 はトラフィックパターン。身振り手振りだけなので、午前中の説明を思い出し ながら、頑張って地形のチェック。何度か回るうちにポイントを見つけていく。 1時間弱だろうか。結構、疲れました。汗もかきました。 6時。軽くデブリーフィング。すぐに夕食。バドワイザーまで準備してくれて ました。一人だけ乾杯。先日、ここに来ていたIさんという方に、続いて「私」 が名古屋からくる、と雑談したらしく、連絡が欲しいと名刺を残してあった。 なんと、SSの会員。7時前には飛行場をあとにし、7時過ぎにはホテル着。張 さんは飛行場脇の宿舎のようなところに泊まっているもよう。日記を書いて、 復習をして、シャワーを浴びて、さて何時に寝よう。 と思ったが、元気の残っているうちに付近の探索。事前のgooglemap調査では、 ショッピングモールやデパートは少し離れた所しかなさそう。まずはホテル北 の道を西へ歩く。道の南側には飲み物お菓子などのありそうな個人商店がいく つかあるも、取り敢えず素通り。信号で北へ渡る。今度は東へ向かって歩くと ほどなくスーパーマーケット。 色々と物色。中国のお菓子だと当たり外れが怖いので、中国グリコのポッキー を7種類あったので全部、お土産用に購入。話のネタくらいにはなるだろう。 2階は食品雑貨以外。程良い、中国語の書かれた文房具でもないか探すも、子 供向けは絵があるだけで中国っぽくない。そもそも少ししかない。残念。再び 東へ歩き、ホテル北を通り過ぎ、お店も少なくなったところで歩行者用信号で 南へ。 湖が道路脇まで張り出したところが公園になっている。ほんの少し中を散歩し、 ホテルへ戻る。ざっと1時間。9時15分か。あのスーパー、飲み物が欲しい ときや小腹が空いたときに使えるな。ATMは、ホテルのすぐ隣りが銀行だし。 といっても、買い物しないかなぁ。さて、復習してから寝るか。おやすみなさ い。 8/25 SUN 今日は7時半ロビー待ち合わせ。今日はよい天気になりそう。8時前には到着、 早速、朝ご飯。8時半にはすぐにフライト準備。T/G、東の湖方面へでエアワー ク、再びT/Gで1時間半くらい。RW35で、北西に山があるためライトトラフィッ ク。汗かきました。 少し休憩した後、今度は北東の方へ行き、Uターン、またT/G。1時間くらいだ ろうか。なお、この日記に書いているフライトタイムや、そもそも回数は正確 なものではなく、ログブックなどを見ずに、適当に書いています。12時、昼ご 飯。今日はそれなりに空腹。 午前中、少々、雨が降ったりもしたが、午後はすっかり晴れ。天気が良過ぎて 気流が良くないとのことで、3時まで休憩。困った天気だ。3時半からエアワー ク、陽江から川伝いに陽春へ行き、次は南下。海岸を回り、戻ってきました。 1時間半か。なんと、ジェネレーターのスイッチ入れ忘れで電圧低下警告ラン プ。 少し休憩の後、6時、夕食。青島ビール500缶。毎日、準備してくれるらしい。 嬉しい限りだ。おかずの1つは、豚肉の甘辛炒めといった感じ。日本人に馴染 みのある味に近い。前回来た日本人Iさんも好きだったそう。今日はお腹も減っ て、美味しく食べられました。6時半過ぎにホテルへ送ってもらう、7時着。 まだ時間もあるし、体力もまあまあ。今夜も散歩、そして昨日はカメラを持っ ていかなかったので、写真タイム。まず湖で撮影、スーパーマーケットも写真 に収める。すぐ西の信号をさらに行くも、何もなさそう、その次の信号はまだ まだ先のようなので、途中で引き返す。今度は信号を北へ入る。 おもちゃ屋さんらしき、小さな個人店。他の客も何人かいたので入ってみる。 おもちゃ自体はたいしたものはないが、絵本なども少々。幼児向けの動物や果 物の名前を覚えるような本をお土産に2冊購入。8時過ぎには帰ってきました。 日本時間の9時半前にうちに電話。よろしくお願いします。いっぱい疲れたし、 早めに寝るかな。 8/26 MON 今日も同じスケジュール。7時半集合、8時朝食、8時半からフライト。まず 1時間のT/G。休憩を挟んで、北東の方で8の字と失速。30分ほどで戻り、 同乗の高さんをおろして、1時間T/G。お昼ご飯です。 午後は休憩。3時半から進路220度へ飛行し、陽江の南で再び8の字と失速。 今度は自分で戻ってみろ、とのこと。まず西北西、陽江の湖を目指す。いつも 送り迎えで通る国道をインターセプトし、東へ向かう。飛行場近くですぐ南の 川を経て、ランディング、30分か。 高さんをおろして、1時間のT/G。休憩の後、再びT/G開始、ところが30分く らいで雨雲が近づいてきたので一旦、着陸。雲が通り過ぎたら三たび30分の T/G。6時前に夕食、7時前にはホテル着。高さんは市内にある宿舎に泊まっ ているとのこと。 昨日、湖の写真を撮ったが、すっかり夜だった。7時を過ぎる頃に暗くなるよ うだ。ということで、部屋に寄らず、荷物を持ったまま、再び湖で写真撮影。 そのまま公園を東へ歩いてみる。大きな信号で道を北へ渡り、西へ戻る。お店 は何もないな。一昨日の歩行者用信号を渡り、ホテル着。おやすみ。 8/27 TUE 今日は迎えが5分ほど早かった。昨日同様、最初はT/G、1時間半弱。休憩の のち、飛行場南の山を東から迂回して、海岸近くを西、陽江市南へ向かう。ス ローフライトや45度バンクでの8の字。帰りは自分で戻るとのこと、Uター ンして山を回り込み、行きと反対のヘディングで帰投。続けてT/G、1時間半 弱か。 午後の熱中症回避のための休憩後半、よそから来たセスナがT/Gを数回。写真 をパチり。そのためか、午後は訓練空域が使えないとのこと。3時半、まだ T/Gには暑いのでもう少し待つ。4時、東に雨雲、しばらく待機。4時半、北 に移動してきた。5時まで待ってみよう、とのことだったが、結局断念。涙! 張さんに聞いてみると、まだ今回の渡航中で終了できる範囲とのこと。なんと かなると良いのだが・・・。5時半には早めの夕食。6時半にはホテル着とな りそうだったので、歩いていけそうな大きなお店を教えてもらう。車で回り道 してからホテルで降ろしてもらう。 荷物を置いて、軽く整理してから、7時に再出発。まず西へ向かう。Y字ロー タリーを道なりに南西、最初の信号で左折南下。20分くらいで大潤発という ショッピングセンター。結構、大きい。入ってみると、デパートとスーパーで すな。結局40分ほどうろうろしただけで、退散。そうそう、回転寿しやハン バーガーショップもあった。ロータリー向こうにもKFCやスーパーマーケット があった。ま、その程度で、大して実りのない午後でしたよ。 8/28 WED 折り返し地点の日です。最初は、まず、ノーフラップランディングや、ゴーア ラウンドの練習、30分。続いて張さんを乗せて、写真撮影がてらのエアワー ク、そのままT/Gを数回、1時間半強。お昼ご飯です。休憩の後、夕方、ひた すらT/Gを1時間半弱か。今日の午後は、他の飛行機学校から3機やってきて ランディング。皆、制服を着ている。どこかのラインか空軍の生徒さんと先生 だろうか。散歩も飽きてきたし、今夜はホテルでぐだぐだするかな。 8/29 THU さぁ、今日も頑張ろう。早速、T/G。最初の1周は整備のお兄ちゃんが乗って、 何か写真を撮ってた。1時間強か。休憩を挟んで、次は何度か行ったビーチの ある海陵島を経由して陽春へ自分で行け、とのこと。まずヘディング220度、 島ゲット。続いて北上の後、川をインターセプト、陽春到着。帰りは陽江市経 由で帰投。午後の休憩の後は、暑いけどT/Gの練習をしたいか、エアワークに するか聞かれた。技術のためには前者とのこと、頑張るぞ。と思ったら、30 分ほどで雷雲が近づいてきてあっけなく終了。 5時には夕食に呼ばれ、6時前には飛行場をあとにし、6時過ぎにホテル着。 暇になってしまった。荷物を軽く整理し、7時前には散歩に出発。Y字ロータ リー向こうのスーパーに行ってみる。いまいち、ぱっとしない。たいした時間 つぶしにならなかった。しょうがないので、最初に行った、ホテル近くのスー パーに寄る。陽江は刃物が有名とのことで、お土産用ではなく普通の台所用品 の包丁を物色してみる。確かに陽江産だ、明日か明後日、手頃なのを買ってみ ようか。 8/30 FRI 今日は曇り。雲も低くなく、ちょっと涼しくて良いです。1時間半のT/G、3 0分×2回、スタッフのお子さん2人だろうか、お母さんと一緒に後席同乗。 休憩の後、また1時間のT/G。その間、陽江市の市長さんが来たらしい、一時 的に休憩室を移動。疲れます。昼食後、多少は涼しいからか、3時に準備。 重大事項、発覚。どうも最初から、今回の渡航では訓練の終了予定はなかった のだろうか。通訳が正確なのか分からないが、訓練には半月以上の期間が必要 とか。さらに、明日の午後はスタッフのお休みで訓練なしとのこと。その上、 週末は雨が降りそうな天気予報。3回目の渡航が必要になるのか、なんてこっ た・・・。 フライトは、南の方で8の字とスローフライト。海辺を超低空飛行。なんと、 100フィート。大胆だなぁ。その後T/G、東からの横風に苦戦、1時間半でフル ストップ。夕食後、ホテルに戻り、後片付け。一服後、買い物がてら散歩、お 土産に包丁を買ってきました。 8/31 SAT 今日は雨予報、午前は幸い曇りでした。まず1時間半のT/G。休憩の後、エア ワーク。予定のコースは雲が低かったので、先生が多少、コース変更。その後、 予定の経由地をゲット。その後、自分で戻ってみろとジェスチャー。変更後の コースと記憶の地図やこれまでに見た地形から、飛行場へ帰投。 午後は、昼食後にホテルへ送ってもらう。途中、土砂降り。その後、3人で金 山植物公園を散策。また雨、工事中のところで雨宿りさせてもらう。それから タクシー、例の大きなショッピングモール近くの喫茶店で休憩。訓練期間に関 しては、中国側の言い分としては、2度の雨や空軍による規制とのこと。でも、 暑いからと言って1日4時間や3時間半では、やはり終わらないような・・・。 夕食は回転寿しにしてもらいました。なかなか変わっていて、楽しめました。 ホテルまでは、オート三輪タクシーです。写真を撮ると、運転手のおばさん照 れ笑い。今夜は、張さんが雨のためか戻れないとのことで、ベッド2つの部屋 に変えてもらい、相部屋。これも変わった体験か。お互い、拙い英語でコミュ ニケーション。明日の朝、出発前に元の部屋に戻るとのこと。親睦でも深める かな。張さんの名前は中宇、Zhang Zhong-Yu、だそうな。ホテルでのBGMは、 どこの局だろう、Pearlと書いてある26ch。英語の音声、英語と中国語の字幕 付き。だったのに部屋を変わったら26chは香港チャンネルだった、英語音声は 25ch、どうなってるんだ。 9/01 SUN 実質の最終日。一昨日の夜に作った照る照る坊主のおかげか、今朝もなんとか 曇り。まずはT/G、ところが雲が低い。30分弱で中断、様子見。再びT/Gの後、 エアワーク。飛行場南方で好きなところへ行って良いとジェスチャー。そうそ う、日本では飛行機関連の用語のほとんどが外来語で通じるので、訪中前には 中国でも似たようなもので片言英語あるいは英単語で意思疎通ができると思っ てたが、大間違いだったなぁ。まずは西へ。海陵島を見るも雲が低そう。陽江 市街も雲。やむなくUターン。少し南へ向けて海の上をフライト、北へ向けて 帰投、1時間半強。 午後は土砂降り。雨は上がるも黒い雲、何度か様子を見て待つが、結局、最終 日の午後のフライトは断念、照る照る坊主の力もここまでか、無念。トータル 30時間半弱のフライト、あと1時間半、飛べれば、基礎の32時間が終わっ たのに。残りの訓練は、天気が良ければ2日、余裕を見て3日あれば良いだろ うとのこと。 何度か見かけた、こ綺麗な女性は社長の張さんとのこと、お世話になってます。 しばし、通訳を介して雑談。早めの夕食の後、ホテルに送ってもらい、7時前。 小雨も降っているし、今夜は散歩なしで、パッキングかな。というわけで、早 めにシャワーを済ませて、荷物整理。 9/02 MON 朝が早いので、前日のうちに未来日記。7時にロビー集合、皆で朝食。7時半 過ぎには陽江市をあとにする。途中、渋滞があると3時間では着かないな。1 1時くらいには空港に着けるだろうか。チェックイン後、身軽になったらセキュ リティチェック前にお土産でも物色。一通り買ってはあるが、何か良いものが あるだろうか。 またライターを間違って入れたままにして没収されてしまうだろうか。同じく、 中途半端なところで待たされるんだろうな。飛行機に遅延はないだろうか、定 刻通りに上海を経由できるだろうか。日本到着、電車の後、バスはまだあるか な。 社長さんに送ってもらい、飛行場少し手前の市場付近で朝食。陽江上空はよい 天気、恨めしい。でも山の方はガス、雲は低そう。結局11時前に空港到着、 チェックイン。今回はエマージェンシーシートをゲット、足下が広い。でもリ クライニングできなかった。 11時には皆さんとお別れ。お店は多くがブランド品店、お土産屋さんは月餅 などのみ。あとは飲食店など。唯一、ゲートA01の真下辺り、ふた階下の小さ なお店で、パンダのストラップやパンダ絵柄のボールペン数種を発見!次回、 そう、次回の渡航も控えているので、次のお土産にしようかな。 チェックインカウンター前のインフォメーション横の待ち合い場所で待ってい ると、12時45分くらいにお呼びがかかる、皆で保安検査、ライター没収、 例の辺ぴなところで待機。今回も土砂降り。1時間遅れくらいで広州発。とこ ろが上海到着は30分遅れ程度、その上、上海発はほぼ定刻。名古屋にもほぼ 定刻で到着、一服、そして電車の後、最終バスを20分待って帰宅。11時半、 ただいま。 モノローグ2 当初の予定では、ここで一段落だったはずなんだが、ただの中休みになってし まった、涙。計画、と言うほどの物ではないが、予定が狂ってしまったよ。そ うは言っても、ここまできて途中で止めるなどという選択肢は考えられない。 何とか10月くらいに、4泊5日での再々渡航を予定追加しなくては。当然、ラ イセンスが手元に届くのも遅くなるし、すなわち日本のライセンスへの書き換 えも遅れるわけだ。元々、年内は厳しいかと思っていたが、何とか年度内に全 ての計画が完了すると良いのだが…。 これを見て同じところへ来る人がいるか分からないけど、覚え書き。日本から 持ってきたもの。塩飴、ガム、粉末スポーツドリンク。水道水は直接飲まない 方が良いが、飛行場には飲み水あり。初日の運転手さんがペットボトルの水を 1つくれたので、その容器に補給。それから、ゆかりふりかけ、粉末梅昆布茶。 ソウルテイストやね。ビタミン剤のようなものも気休めにはなるでしょう。 100円ショップの運転用手袋、親指人差し指の切れているもの。汗拭き用にホ テルのタオルを毎日拝借。水を含ませて気化熱で冷却するスカーフも良いかも。 でも、梅雨時はもちろん、真夏も台風シーズンなので避けた方が無難かもしれ ない。飛行場のトイレには紙がないので、ポケットティッシュ。休憩室や食堂 には置いてあるし、ホテルのトイレットペーパーを持っていくという手もある かもしれない。携帯電話だけでは心配なら目覚まし時計。食事のリクエストを 何度か聞かれた。結局、あまり油っこくないもの、あまり辛くないもの。朝食 にはインスタントのコーヒーに牛乳でカフェオレ、それに夕食には缶ビール。 参考になれば幸い。 10/24 THU 三たび中国、です。前回とほぼ同様に、無事に広州到着。今回の「本来の目的」 は中山市 G & A 13 参加。合わせて、ちょっと私用も・・・。慣例に従い、仕 事の話は置いといて、仕事以外日記。空港で出迎えてくれたのは通訳の蒋さん、 前の2人の後輩にあたるとのこと。広東外語外貿大学の院生さん。外に出て社 長の張さんと再会し、出発。 懐かしい道を通り、懐かしいホテルにチェックイン。夕食は海鮮レストラン、 満腹です。荷物を整理し、メールを処理し、既に10時。日記を書いて、明日 の準備をして、シャワー浴びたら、明日に備えて早めに寝ることにしよう。 シャワーがぬるい。全開にしてもぬるい。真夏なら良いかもしれないが、真冬 なら風邪をひきそう。前回の9階に対して今回は10階だからなのか部屋の問 題なのか、たまたま他の部屋でも使っているせいなのか。ここは初秋、4泊の 滞在だし、文句を言って交渉してもらうか迷うところ。 10/25 FRI さて朝です。未明に目が覚めたが、その後、目覚ましが鳴るまで熟睡。なんと、 風が強め。結局、私用は進まず。そんな時は、やはり仕事だろうか…。中山博 覧中心 G & A 13 については、また機会があれば別のところで…(苦笑)。夕 方やっと、30分ほどローカルの後、そのまま続けて1時間のトラフィック。 加えて空軍さんが訓練とのことで、空域も自由に使えず。なんともはや…。 6時頃には夕食、7時にホテル着。今夜はビールが切れていたとのことで、つ いてない1日。そこで、例のスーパーマーケットへ買い物。残念ながら、冷え た缶ビールは何やら見たこともない、アルコール度数も低い、ビールかどうか も確信の持てないものが1種類。 そこで、冷えてない中国の黒ビールを1つと、江崎格力高(グリコ)のpejoy なるものを3つ購入。ティラミス味もあったんだが、残念ながら卵黄粉が入っ ているもよう。ものはロッテのトッポのようなもので、日本では売ってなさそ う。ホテルへの帰り道、個人商店を道からのぞいてみたら、青島ビールなど冷 えたものがあった。 というわけで、1時間の散歩の後、週末の穏やかな天気を祈って寂しく乾杯。 本当に頼みますよ、天気の神様…。先週の水曜未明には台風26号がやってき て、その翌日には27号が発生。このまま来るとなんとか翌水曜に最接近で出 発前日に済んでくれるかと心配し、金曜日には速度が遅くて木曜直撃かとヒヤ ヒヤし、土曜夜にはもっと遅くなりそうと少しだけ安心し、さらに月曜には台 風28号まで発生し予報が難しい状況に。結局、今夜半に日本の南海上を通過 していくもよう。天気には逆らえません(涙)。 10/26 SAT 昨夜は10時半には就寝、朝までぐっすり。外を見ると少し風、心配だ…。で も祈りが通じたのか、昨日よりは弱い風。今日も空軍さんが練習中。許可をも らい、9時から練習開始、と思ったら、エンジンがかからない!30分の小休 止、スタータを交換した様子、無事に始動! 昨日と同じ、海岸から市街を経て飛行場へとエアワーク。その後、T/Gと計1 時間半ほど。午後はもう少し風がおさまってきて、しばらくの後、蒋さんも乗 せて、海岸線から海陵島への橋付近をかすめて向こうから回り込み1周。市街 へと海を渡る。このとき、視程も悪くて地平線や対岸も見えず、空間失調とい う貴重なを体験しました。 一息ついてすぐに1時間のT/G。風もずいぶんと穏やかになり、良い練習がで きました。夕食、今夜もビールがなかった…、ら買いに走ってくれた。缶に 「当たりが出たらもう1本」と書いてあり、なんとプルタブの裏に当たりとあっ たらしい!ラッキー(笑)。 7時過ぎにホテル着。今夜は予定なし。ホテル西の、湖の公園に行ってみるこ とに。今回は、「半島」状になっている、その先の小さな「島」までぶらぶら と散歩。前回は昼はとても暑く夜も暑かったけど、今回は昼は少し暑く少し涼 しい、そして夜は気持ちのよい涼しさでした。 10/27 SUN 最終日。今日は昨日よりも風が穏やかな天気。少し早めに到着、朝食を食べて いると…。空軍さんにより、12時まで不可とのこと(涙)。もう時間も限ら れているし、胃が痛くなるよ。天気諸々、こんなに好転を祈ったのは初めてだ ろうか。一生分、祈ったかもしれない・・・。 そんなときは、やはり仕事タイムだろうか。11時半に早めの朝食、12時過 ぎに練習開始。1時間半近くのT/G。地上は穏やかなのに、上空は風が少し荒 れていて、少し気分が悪くなりそう。しかし泣き言は言ってられない!神経を 集中して一つ一つこなす。 しばらくの休憩を挟んで(実はこれが試験だった)、1時間のエアワーク。ま ず南下した後、川まで東へ進む。続いて北上して恩平市を目指す。途中、山の 間を抜けようとするも雲が低めで視程が悪い。一旦Uターンしてもう1つ北の 隙間を抜けて無事インターセプト。道路に沿って南西に進路ととり、帰投。 そのままフルストップせずにT/G。結構くたくただが、集中、集中!! 何とか大 きな失敗はせずに終了。すると、機体をしまう素振り。あと1時間あるのかと 思っていたら、全て終わりとのこと。試験も無事に合格で、ミッションコンプ リート!やった!!! 何だか色々と心配したが最後はあっけなく、また通訳さん を介しての言葉なので、何か少し実感がわかない…。 なお、先にも書いたが、この日記はフライトタイムや回数だけでなく、時刻や 内容も、ログブックなどを見ずに、「思い出」を頼りに適当に書いてます。ソ ロフライトやナイト、クロスカントリーにフードも書いてないし、全く正確な ものではありません。 4時には飛行場をあとにし、市街のデパートでお土産になるようなものを探す も、ほど良いものは見つからない。残念。夕食は中国の鍋料理、お腹いっぱい です。ホテルへ戻って最後の夜。あぁ、これで最後なんだなぁ。シャワーを浴 びたらパッキングしなくては。最後の夜になって、適温のシャワー!祝福して くれてるんだろうか?水洗トイレも不調気味だったし、何ともはや、なホテル だったな。 10/28 MON 今回も前日のうちに未来日記。7時にロビー集合、途中で朝食。最後の通訳さ んは、小柄で明るく、コロコロと良くしゃべる、子犬のような子でした。11 時くらいには空港着を期待。前回チェックしたところで、お土産を買おう。結 局、初回におろした中国元の大半がまだ残っている。少し奮発しようかな。さ て、飛行機は定刻通り飛ぶかな。お疲れさま、皆さん、お世話になりました。 社長さんの運転で、整備の若いお兄ちゃんも入れて5人でドライブ。ちょっと 狭かった…。前回同様に11時前に空港に到着し、チェックイン後にお土産を 購入。パンダは見てないけどパンダグッズです。30分ほど遅れて出発し、上 海は定刻に出発、名古屋には20分くらい早く到着。一服、電車、20分終バ スを待って11時半には帰宅。前回同様だ。免許証は3ヶ月かかるとのこと、 楽しみだな。 エピローグ 帰国後、仕事を片付けた後、木金と3時間くらいずつJCAB法規の勉強と要点の 整理。週明けから1日10分、3回分ずつ過去問に挑戦、計5年分。最新2、3 年ほどをほぼ完璧に仕上げて、学科試験。11月17日、大阪に「用事で行った」 ついでに受験。ま、法規科目合格は間違いなし。法規以外は全く準備をしない で、航法はフライトコンピュータすら持参しなかったが、他もいくつか科目合 格できそうな手応え。果たして結果は…。法規満点、工学ほぼ満点、なんと航 法もNAVLOG概算の暗算で3分の1正解してギリギリ合格。気象と通信は半分ほ どと残念(!?)。上出来ではないか!ぃゃ、ちょっと悔しい…? 3/12にFEAから、テンポラリライセンスが届いたと連絡あり。翌日に受け取り。 前に書いたIさんは1月頭に訓練を終え、2月末に受け取ったとのこと。別仲 介だが1月下旬にはともにパスポートのコピーを要求されたことだし、航空局 がまとめて処理しているのかもしれないな。そして、テンポラリ到着の差は、 パンダのぬいぐるみが同梱されていたからかもしれない…。どうもありがとう! 5/14、中国校に本免許が届いたとの連絡。そして、5/25に受け取り。ただし、 ログブックは記述に問題がないか確認中。実はIさんも先日受け取り、ログに 不備があったとのこと…。結局、紆余曲折を経て…。10/27、FEAにログ到着! 10/30夜受け取り、署名の上、翌31朝返送。11月上旬に航空局へ申請(代理)! 11/21に中国免許が返送されてきた。年が明けてしばらくは待ちかな。 遅めのクリスマスプレゼントが届きました!12/26(金)付けの交付通知書が週 末にポストの中に。2014年は、とにかく「待ち」の1年だったなぁ。年が明け て2015年、早々1/5(月)に登録免許税を納付して、返信封筒を郵送しました。 そして…、ちょっと遅めのお年玉が届きましたー!!1/9(金)に書留不在通知、 週末に受けとりました。交付年月日は2014/12/22。まだまだ精進しなくては…。 完